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性行為をしなくてもカンジダは発症する

2019年09月25日
患者と説明している医者

おりものに異常が出る性病としても良く知られているのがカンジダです。カンジダは女性にとっては切っても切り離すことのできない病気で、誰でも発症し得るものなのです。
カンジダは基本的に性器に炎症を引き起こすのですが、患者のほとんどは女性となります。女性の場合には強烈な性器のかゆみや刺激臭のあるカッテージチーズ状のおりもの、性交痛や排尿痛が挙げられます。特に強く出るのが性器のかゆみで、行き過ぎると痛みを伴うこともありますし、掻き壊して出血することも多いです。
男性の場合にはあまり自覚症状がなく、亀頭部分のかゆみや白いカスが付着したり水ぶくれができたりするくらいです。大概はあまり気にならないので、発症していることに気づかずに女性に移してしまうことが多くなります。
実はこのカンジダは性行為が原因で発症すると思われがちですが、女性の場合であれば性行為がなくても発症します。女性の膣の中には多くの常在菌が存在しており、何かが起きることによってそのバランスが崩れることによってカンジダ菌が増殖して炎症を発生させてしまうのです。
デーデルライン桿菌という菌が常在菌として膣内には存在していて、それが膣内の環境を保ってくれています。カンジダ菌も膣内に存在している常在菌の1つなので、常に存在しているのです。
しかし何らかのきっかけがあるとそのバランスが崩れてしまいます。例えば抗生物質を服用している、夏で下着の中が蒸れている、生理でホルモンのバランスが崩れたというようなことです。これによってカンジダ菌が異常に増殖してしまったり、デーデルライン桿菌が減って相対的に増えてしまったりということが考えられます。これによって発症してしまうのです。
男性の場合には自己感染することはないので、発症している女性と性行為をすることによって感染します。更に症状が悪化してしまう可能性が高いため、症状がある時の性行為は控えなければいけません。
そんなカンジダに効果的な治療薬はエンぺシドというものが市販薬として販売されています。膣錠と軟膏の2種類があるので、自分の使いやすい方を選ぶことができるのが、嬉しいところです。
エンペシドに含まれているのはクロトリマゾールという抗真菌薬で、真菌の増殖を抑えて殺菌することができます。クロトリマゾールはイミダゾール系で副作用が少ないのもポイントです。
エンペシドクリームは浸透性も良くべたつかないので、使った後の不快感もありません。1日2回から3回塗布することによってかゆみを緩和して快方へと向かっていくので、カンジダによって日常生活に支障を来すことがなくなります。
しかしエンペシドクリームは膣内のカンジダに使用することはできません。あくまで皮膚に塗布することが目的とされているので、粘膜に塗布すると強すぎて重篤な副作用を引き起こしかねないのです。自己判断でエンペシドクリームを使用するのは危険なので、きちんと薬剤師に相談をした上で購入するようにしましょう。
膣内に発症してしまった場合にはエンペシドクリームではなく膣錠の方をおすすめしております。膣内に挿入すると発泡して溶けるので、薬の即効性を高めてくれるのが特徴です。サイズも少し小さめなので、膣にも挿入しやすくなります。膣錠は少し抵抗があるかもしれませんが、効果は確実なので中から治すようにしましょう。
ホルモンバランスが崩れているだけ、免疫力が低下しているだけであれば免疫力が戻れば治ることがあります。例えば風邪が治ったら、生理が終わったら治る、と言ったように自然治癒することがあります。ですが、かゆみを我慢するのはとてもきついので、きちんと病院に行って治療薬を使用した方が負担が少ないです。